先日、十数年ぶりに風邪(かぜ)をひいてしまいました・・・。
咳が出て何となく寒気がしていた翌日に発熱し、喉や身体の節々が痛くなりました。
「感冒を治せれば、鍼灸師として一人前」などと言われますが、自分で治療をすることにしました。

風邪に鍼灸治療?

感冒は、基本的に身体が冷え、それを温めるために自ら発熱している状態なので、身体を温める治療をします。
外界に対する対応機能が低下した「寒」の状態となっているので、その機能を回復させてやれば良いのです。
本治法で全体のバランスを整えた後、頚肩部の反応点に灸をしました。
ついでに、たまたま家にあった咽頭痛や清熱に効果のある漢方薬を服用し、温かい鍋を食べて早めに就寝しました。

過剰な治療は禁物!

熱がある感冒の場合、頚肩部(天柱、風池、風門など)に刺鍼、頚部に散鍼(浅い鍼を不規則に打つ)や水掻きの鍼などで治ってしまうことも多いようです。
しかし、これらの瀉法的な鍼は若い人や感冒の初期など、比較的体力のある場合には良いのですが、体力のない場合に行うと逆に悪化してしまうこともあるので、本治法にプラスして行うのが基本です。

翌朝、咳は残っていますが、熱が下がって喉や身体の痛みもなくなっていました。
「風邪(かぜ)に鍼灸治療?」と思われる方も居るかもしれませんが、風邪の初期段階には、かなり効果があります。