鍼灸治療での花粉症を含めたアレルギー性鼻炎は、一時的な症状の緩和効果はありますが、なかなか根治の難しい病気です。
西洋医学でも一旦発症してしまうと根本的な治療は、難しいと言われています。

花粉症の鍼灸治療

くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの表面的な症状に対する鍼灸治療は、根本的な治療にはなりません。症状から見ると、気と水分が上に昇り過ぎてしまった状態で、寒・熱・寒熱挟雑などのタイプがあるようです。
根本的に治療するには、これらの状態を引き起こしている本質を治療して、体質改善や身体全体のバランスを整える鍼灸治療法が必要になります。

また、夏にエアコンなどに頼り過ぎすに、十分に発汗して皮膚や粘膜を強くするなど、生活習慣の改善も必要になると思います。

花粉症の機序

  1. 鼻や口から吸い込んだ花粉(抗原)を異物として感知した白血球が、防御システムを作動させ抗体(IgE抗体)が作られます。
  2. この抗体は粘膜にある肥満細胞の表面に付着。
    そして、再び花粉(抗原)が侵入すると、肥満細胞がヒスタミンなどの化学物質を放出。
  3. ヒスタミンなどの化学物質は、知覚神経や血管を刺激して、鼻粘膜の血管拡張、浮腫、分泌促進、血管の透過性亢進などにより、くしゃみ、水様の鼻水、鼻づまりが発症します。

原因は、遺伝的素因、自律神経のアンバランス、ストレス、排気ガスなどが指摘されていますが、詳しい事は分かっていないそうです。

気功法で花粉症が治った!

私は  、物心付いた時から四十数年間、毎年、花粉症に苦しんでいました。
しかし、気功を始めた翌年は、目の痒み、涙目は、少しあるものの鼻炎の症状がなくなりました。当初は、何かの偶然かと思っていました。
そして、その翌年も目の症状は少しありましたが、鼻炎については無症状で過ごすことが出来ました。
大量飛散する年も何ともなく過ごせているので、本格的な治癒といっても良いと思っています。

臓器は、自律神経により支配されているので、自らの意思で動きをコントロール出来ないとされています。
ただし、肺だけは、呼吸を意識する事により自らの意思で動かす事が出来ます。
それを踏まえると気功の深く長い呼吸法(腹式呼吸)により、肺を介して自律神経が調節され免疫機能が正常に働くようになったとも考えられます。

ただ、それが理由だとすると目の症状もなくなると思うのですが・・・。
または、気功の呼吸法により鼻粘膜や気管支が強化され、花粉に容易に反応しなくなったのか?とも思っています。

花粉症のセルフケア

花粉症に有効と思われる気功法をご紹介しますが、即効性はありません。最低でも、1~2ヶ月位続けないと効果は現れません。
今から始めると花粉症の時期が終わっていますが、来年に向けて実行してみてはいかがでしょうか?
花粉症以外にも、身体に様々な変化が表れると思います。
継続は、力なりです。

抱気貫頂法

  1. 両足を肩幅に開きリラックスし自然に立つ。
  2. 両腕の力を抜き(肘を軽く曲げる)両手掌を丹田(おへそから3センチくらい下の部分)の前で上に向ける
    手掌~腕全体に気のボールを持っているイメージをする。
  3. 両手掌を上に向けたまま頭の上までゆっくりと腕を挙上する。
    手掌は、頭部に近付くと自然に下向きになって行き、百会(頭頂部のつぼ)に向ける。
    呼吸は、動作に合わせ腹式呼吸(出来ない場合逆腹式呼吸でも良い)でゆっくりと鼻から吸う。
    天地、周囲の清気(清浄な良い気)をボールに集め、気のボールが大きくなるとイメージしながら行う。
  4. 手掌を下に向けたまま、丹田までゆっくりと腕を下ろす。丹田を過ぎたら自然な立位に戻る。
    呼吸は、動作に合わせゆっくりと鼻から吐く。
    3の動作で集めた気を百会から身体に入れる。
    花粉、鼻づまり、邪気、病気などを湧泉(足底のつぼ)から地中に洗い流すイメージで行う。
  5. 以上の動作を10分間位繰り返し行う。
  • 通常は、鼻から吸って口から吐くのですが、花粉症の場合、鼻呼吸が良いと言われています。
  • 慣れないと息が続きませんが、続ければ徐々に深く長い呼吸が出来るようになります。
  • 動作、呼吸、イメージを合わせること(三調と言う)が大事です。
  • 出来れば毎日、朝と夜。最低でも2日に1回は、行うようにしてみてください。