VDT症候群(Visual Display Terminal Syndrome)に関して、私なりに考えていることです。

VDT症候群とは?

パソコン、テレビゲームなどの端末であるVDT(Visual Display Terminal)を用いた長時間作業により、身体や心などに影響のでる病気で、別名「テクノストレス眼症」とも呼ばれています。
画面を集中して見続けるため、まばたきの回数が減り、ドライアイや眼精疲労の原因となります。
また、長時間同じ姿勢を続けるので、首、肩、腕、腰など、全身症状が表れます。
オフィスなどでは、ペーパーレス化が進み、現代の新しい病気として年々増加しています。

厚生労働省 VDT症候群の対策のガイドライン

・連続作業時間が1時間を越えないようにする。
・次の連続作業までの間に10~15分の作業休止時間を設ける。
・1連続作業時間内において1~2回の作業休止を設ける。

厚生労働省では上紀の指針を提唱していますが、実践している人は、殆どいないのではないでしょうか?

注意信号! 無意識のストレス

長時間のVDT作業は、

・静的筋緊張
・長時間の拘束
・上肢の反復作業
・光源を見続ける精神的緊張

などにより、人体にかなりのストレスを与えます。
「ストレスなど感じない」という人もいるかもしれませんが、誰もが無意識の内にストレスを受けているのです。
長時間のストレス状態が続くと、肩こり、眼精疲労、腰痛、自律神経の不調などのVDT症候群と呼ばれる症状が現れてきます。

そのような人を見ると顎を突き出して背中が丸まり、全体的に縮こまったような姿勢になっているのではないでしょうか?
そのような姿勢は、無意識のストレスに対して身体が反応し、自然に防御姿勢を取っている状態である。と考えています。

また、僧帽筋・肩甲挙筋・脊柱起立筋・広背筋・腰方形筋などの姿勢維持筋は、ストレスなどによる交感神経の亢進で容易に緊張する特徴があります。

内臓ー運動反射の一つに筋性防御と呼ばれるものがあります。
腹腔臓器の極度の伸展、炎症により無意識に腹筋が緊張し手で腹部を押さえたり、身体を折り曲げて痛みをこらえる。というもので、腹筋の反射性亢進状態をいいます。
機序は違いますが、VDT作業のストレスに対しても、このような防御反応が起こっているのではないでしょうか?

マッサージ・鍼灸治療が効果的!

マッサージ・鍼灸治療は、全身の緊張緩和を目的としたトータル的な治療を行いますので、効率の良い治療法と言えます。
また、厚生労働省のガイドライン通りとは行かないまでも、適度な休息とストレス解消のための軽い運動やストレッチ等のセルフケア実践することが、快適なITライフの秘訣だと思います。