特定健康診査・特定保健指導制度
2008 年 5 月 27 日 火曜日25日(日)に「特定健康診査・特定保健指導制度」に関するセミナーを受講しました。
複雑で良く分かりにくい制度ですが、医療法人の理事長(循環器科の専門医)が講師ということもあり、この制度の概要を少し理解することが出来ました。
特定健康診査・特定保健指導とは、生活習慣病の予防、早期発見、早期治療を目的とし、今年の4月から施行されました。
少子高齢化、高度医療による設備・人員の増大に伴い医療費が毎年増加しています。医療費を抑えたい国は、多額の費用が掛かる疾患の予防政策を取ることが、中長期的に医療費を抑えるのに効率的であるとして、40歳以上75歳未満の被保険者と被扶養者を対象に、肥満や糖尿病などの生活習慣病とその予備群を減らそうと考えたのが、特定健康診査・特定保健指導です。
一見もっともらしい制度ですが、問題点もかなりあるようです。
・生活習慣病を対象としているため、ガンなどその他の疾病の早期発見が難しくな
る。
・制度自体に実効性に不透明な部分もあり、実際に医療費が削減できるか疑問。
・健診機関や医療機関などは、既存の業務で手一杯の所が多く、それ以外に新た
な業務が増えるため、現場の人的負担が大きい。
・現状でも財政難である国民健康保険の更なる財政難を招く可能性がある。
・ペナルティーを支払う場合など、同じ被保険者でも生活習慣病や予備軍の人と健
康な人とで不公平が生じる。
メタボリックシンドローム対策ということで、
腹囲 男性 85センチ以上
女性 90センチ以上
という数字ばかりが、センセーショナルに取り上げられています。
しかし、実際は、後期高齢者医療制度と同じく、自己責任の名の下に被保険者である国民に負担を強いる国の姿勢が見え見えのような気がします。
今回のセミナーを聞いて、改めて問題点の多い制度だと感じました。
携帯でアクセス